Brilliant Orange

日々を大切に。

サンジ君とお母さん。

"心優しき料理人"


たった7文字だけれど、サンジくんの魅力がぎゅぎゅっとつまったこの紹介文が、私は大好きです。




月曜日が来るのを指折り数えて、ようやく折り返し地点を超えてわくわくが高まってきている木曜日。

最近つい考えてしまうのは、やっぱりサンジくんの家族のこと。

ヴィンスモーク家って、一体何者なんだろう。サンジくんは、どんな生まれ育ちをして今に至っているんだろう。


本誌が展開したら、きっともう書けなくなってしまうと思うので、今のうちに私の頭の中のぐだぐだを文字にしてみようと思います。
妄想するならいっまのうち~♪
書きながら全然まとまらなくて大分支離滅裂ですので、お時間のある方でもぼんやりとお読みくださいm(__)m




前々から思っていたのは、サンジくんは、本来なら満遍なく与えられるべき"母性"と"父性"が、アンバランスな配分のままで育ってきてしまったのかなということ。


私の母性と父性に抱くイメージをGoogle先生にも聞きつつ整理すると、

母性=許容、共感、無条件の愛
父性=忍耐、責任、自立と社会化を促す

てな感じ。


どちらも人が成長していく過程で必要な要素だけれど、
とりわけ、幼少期にどれだけ"母性"に包まれたかということが、その後の自己承認とか自己肯定度合いに大きく関係してくると思っています。




サンジ君の話をしながら自分自身の話を挟んで恐縮なんですが、小さい頃、わりと父親が厳しくて。


滅多に誉めないし、反面よく叱るし、長女である私に、弟に対する役割とか責任を果たすことを強調してくるし・・正直、幼かった私にとって、そんな父親はしばしば恐怖の存在でした。

母親は普通に優しかったけれど、だからと言って父親の言うことを否定したりすることもなかったので、父親の言葉は両親の言葉として私に積み重なっていったんですね。


その結果、まだ反抗期なんてものを覚える前の素直な私は、「怒られないためにいい子でいること」「自分の責任や役割を果たすこと」をいつも考える子どもになりました。

そうやって頑張らないと、自分という存在は認めてもらえない、周りに許容されないんだという感覚。
正直、大人になった今でも少しつきまといます。


まあ今となってはそんな父親のことも大好きですし(表現方法があれだっただけで愛情はいっぱいあったんだなと思う)、厳しく育ててくれたお陰で、ちょっとやそっとのことじゃあへこたれない強めなayamiに仕上がったことには本当に感謝しています。


ただ、やっぱり、できることなら、もうちょっとありのままの私に対する、まっすぐな愛情が欲しかった。


すぐ自信をなくしたり、周りの目が気になったり、何か「武器」がないと不安になっちゃう性格は、大人になってからの恋愛とか仕事を通じて矯正しつつはあるけれど、どうしたってそう簡単には治らない。


父性が強すぎる環境で育つと、そんな風にひねくれた大人が出来上がってしまうので、自分が子育てをする時には、たっぷりの母性で包んであげたいなあなんて思います。





・・大分身の上話をしてしまったところで、話をサンジに戻します;


それで、別に自分自身とサンジ君がぴったり重なるとは思っちゃいないんですが、(サンジくんは決していい子ちゃんて感じではないしwむしろ不良ww)



煙草を吸うことで、早く一人前の大人になりたがっていたチビナス時代、
"コック"それも"一流"という役割に対する有り余る程の責任感やプライド、

―そして、時折見せる、「もっと自分自身も大切にして」と口にしたくなる、優しさを超えた自己犠牲精神。


そんな姿を見ていると、彼も圧倒的に父性のもとで育った人だなと、私は思ってしまうのです。
自立し、何か役割を得て、責任を果たすことで自分自身に存在価値を見出し、周囲のためなら、平気でその身を打とうとする。



ありのままのサンジ君が好きだよ、なんて、軽く言ったくらいじゃ、きっと彼には響かない。
幼少期に染み付いた自己評価の枠組みは、何度も言うけど簡単には取っ払えないものだと思うんです。



そうしてここから妄想に拍車がかかりますが、
ヴィンスモーク家の三男は、何かを満たさなければ認めてもらえないというプレッシャーの中で育ち、
結果ありのままの自分を愛してもらえなかった、あるいは、愛されていたけれど、どこかでそれが打ち消されてしまった。
そんな過去を持っているんじゃないかと、ぼんやり予想しています。


サンジ君の優しさは母親譲りだと思うんだけど、その母親は、もういないような気がしているんだよね・・
そこから、母性の欠如が起きてしまったんじゃないかと。

そして、年端もいかない少年が、ブルックのような人生の大先輩ですら身の毛のよだつ強大な組織から、自分の意志だけで抜け出すことができたなんて、あんまり現実的ではないとも思ってる。


だから、813話で"何で今更・・・!!"といった彼の真意は、"何で俺を認めず捨てておいて今更・・・!!"なんじゃないかと、私の脳内は思い込んでいます;

サンジ君は、ヴィンスモーク家の一員として満たすべき何かを、備えることができなかったんじゃないかと。




そんなこんなで、戦争屋として生まれたはずの彼が、どうしてコックになったのか。
なぜ、オールブルーに対して、あんなにも純粋無垢でキラキラした感情を抱いているのか。
私はそこにも、母親の影を感じずにはいられなかったりします。


お母さんが料理人だったのかな、とか、料理人じゃななかったとしても、料理が得意で、サンジ君はいっつもキッチンでその姿を追いかけていたんじゃないかとか。


ほんと妄想は尽きませんが、とにかく、何であんなに料理に対して活き活きした感情を持ち得たのか、早くその詳細を知りたくてたまらない。


あんなに幼い時に家族から離れて、それでも強く生きられるって、相当なパワーの源がないと耐えられないと思うんです。

何となく、サンジの精神の強さは父親譲りの部分もあるような気もするけれど・・


あのサルベージの時に写真の女性を見つめる切ない顔が描かれた以上、サンジ君とお母さんの関係はしっかり出てくると期待してる。

そして、冒頭で挙げたサンジ君の魅力の根幹は、そのお母さんによって芽吹いたものなんじゃないかと密かに思っています。


くーーー早く読みたいヴィンスモーク編!!!




ちなみに、誤解のないように言うと、私はゼフがサンジに注いだ愛情もそれはそれは深く大きなものだと思っているし(男は父性、女は母性って訳でもないし)、"一流のコック"であることにプライドを持つサンジがこの上なく大好きだし、自分の身を挺してでも仲間を守ろうとする姿勢には切なさを感じながらも惚れ込んでいるので、こんな環境で育ったサンジかわいそうとかはあんまり(今のところ)思っていません。

野郎に囲まれて育ったサンジ万歳!!\(^o^)/


ただ、この母性と父性のバランスが取れずに育った(んじゃないかと私の脳内は思っている)状態は、ある程度の危うさも孕んでいると思っていて、サンジ奪還が失敗するとしたら、その要因はお母さん絡みになるんじゃないかという不安もあります。



だからね、とにかく言えるのは、こんな妄想ばっかりしてても仕方ないから、早く月曜日来てください・・・・!!!
あと一日仕事頑張るるるっ☆